2023/02/24
※世に言う、
「ダイアモンドアート」
「ダイアモンドフィックス」を
みとやでは、「キラキラモザイクアート」
略して「キラモザ」と呼んでいます。
まずはこの1枚をご覧ください。
この写真は、福島県会津坂下町にある
恵隆寺の夜桜と仁王門を収めた写真です。
この写真を見て、私は思わず、
「使わせてくれ~、キラモザに使わせてくれ~い」と
頼み込んでいました。
この写真を撮ったのが”佐藤光”氏。
彼とは、同じ中学のひとつ違いの先輩後輩の間柄、
東京でカメラマンをしていて、
家業の工場を継ぐために40歳手前で
会津に戻ってきました。
小さな町の後継ぎ同士ということで、
中学以来の再会をするのにさほど時間は
かかりませんでした。
再会したときの彼は、ひげずら、長髪といういでたち、
中学の時の印象からは、およそ想像もできない姿で、
思い出すのに相当脳みそを使いました。
しかし、彼の人懐っこさと、
共通の地元仲間も多かったこともあり、
久々の再会からくる距離感のようなものは無く、
すぐに打ち解けていました。
そんな彼は多趣味な男。
プラモデル、特に塗装においては変態レベル。
そして音楽。
60年代70年代の洋楽についてのマニアックな知識は、
専門家も困らすレベルで、ド変態。
さらには、前職がカメラマンだったということもあり
写真の腕前も、あたり前田のクラッカーでプロ級。
町の団体の会合や宴会に呼ばれては
宴会風景や集合写真を撮って
小遣い稼ぎをしたり、しなかったり・・・。
町での彼の評判はうなぎ昇りでした。
ブランコに戯れる佐藤光氏
そんな彼に、
2022年3月ごろ、キラモザの話をしたところ、
大変興味を持ってくれたので、
「坂下のキラモザ化できるような写真ある?」と
探りを入れてみました。
「キラモザ会津の風景」は
只見線シリーズから始まり、
喜多方市の「旧日中線しだれざくら並木」
会津若松市の「桜の鶴ヶ城」と経緯を経て来ましたが、
まだ残念ながら、みとや本店のある
会津坂下町の風景がまだ商品化されていませんでした。
言ってみれば、私の生まれ育った町、会津坂下町。
小さい頃から慣れ親しんでいる
当たり前の風景に当然ながら特別な感情が湧くこともなく、
キラモザ化したいとも思っていませんでした。
そんな投げやりな気持ちのなかで発した、
探りのひと言でした。
そんな探りに、彼は
「イケそうなの持ってるよ」と返してきました。
数日後、私のもとに届いた画像が
冒頭でご紹介したあの”奇跡の1枚”でした。
感動的でした。
何気なく通りかかる光景、
その、気にも留めていなかった光景に
こんな感動的な一瞬があったなんて・・・。
気付きもしませんでした。
そして、それに気づく彼の感性にも
驚きでした。
早速、キラモザ商品化へ向け動き出したのは
言うまでもありません。
↑↑佐藤光氏撮影 キラモザ
「会津坂下町・立木観音恵隆寺の夜桜」の
パッケージ表紙
↑キラモザ化するとこんな感じに仕上がります。
そして、佐藤光氏は、その後
みとやオリジナルキット
「キラモザモザイクアート会津の風景」
最大の協力者となって行くのでありました。
時には”シュガーライト”という別名で・・・。
詳しくは、次回、柳津ファンタジー編で
ご紹介します。